ブログ「偉人列伝」(小説・批評・文芸・映画・政治・

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◇◇◇◇猫の話1◇◇◇◇猫がうちに来てからかれこれ6・7年になる。ミャーミャーと子猫が鳴いていた。やせやせで体毛もまだ薄く、産まれたてのヒヨコのような、弱々しくかわいい子猫だった。姉弟(きょうだい)と一緒だったが、一番人間を恐れなかった子猫がうちの猫になった。名前はあるが内緒。しかし不便なのでタマちゃんにしておこうと思う。

◇◇◇◇猫の話1◇◇◇◇

 猫がうちに来てからかれこれ6・7年になる。ミャーミャーと子猫が鳴いていた。やせやせで体毛もまだ薄く、産まれたてのヒヨコのような、弱々しくかわいい子猫だった。姉弟(きょうだい)と一緒だったが、一番人間を恐れなかった子猫がうちの猫になった。名前はあるが内緒。しかし不便なのでタマちゃんにしておこうと思う。

 いい天気だ。雀がちゅんちゅんと庭の草場でエサを探しつつ、何やらついばんだりしている。縁側でタバコをすっている私から5メートルくらいだろうか。タマちゃんは腹を地面につけたほふく前進はしないが、身をかがめたまま低い姿勢で移動することができる。猫ほふく前進。(これはうちのタマちゃんに限ったことではないが。)さっきまでタバコをくゆらす私の足元でうたた寝をしていたタマちゃんだったが、雀のさえずりを聞きつけてか、急に凛々しくなった。身をかがめ小さくなった。猫ほふく前進の姿勢だ。両耳を前方に向けて、小さくした全身をそのままに、スススと滑るように、ほふく前進にしては速すぎるのだが、草の陰に隠れつつ、雀に近づいていく。