ブログ「偉人列伝」(小説・批評・文芸・映画・政治・

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石井孝16:「一藩絶対主義」。いかにして薩摩藩と長州藩は「強国」になったのか。それぞれ、その具体的な過程を知ることができる。

石井孝氏の『明治維新と外圧』の第三章は、「倒幕勢力形成の国際的要因」。

さきにふれた「小英国主義」というイギリスの政策思想が倒幕勢力に有利に作用したのだが、その「倒幕勢力」がどのように形成されていったのか。読んでいて興味深い。

第三章の第二節は、「薩長両藩の割拠態勢と「一藩絶対主義」志向」というもの。

「倒幕勢力」の中心はなんといっても薩摩藩長州藩であり、ともに「一藩絶対主義」と言っていい政策を推進し成功させたが、その過程が具体的に示されている。

例えば、のちに幕長戦争(幕府による長州征伐)の原因ともなる清国・上海と長州藩との密貿易。この密貿易によって長州藩は新式の銃を何千丁も購入したのだが、その他、長州藩が「一藩絶対主義」つまり、常備軍を創設し、官僚機構を整え、殖産興業に励む、その具体的な様相が記述されている。

坂本龍馬高杉晋作についても、私にとっては新事実が多々あって面白い。

 

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