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石井孝7:映画『るろうに剣心』の種は、この時、播かれた。(ネタバレなし)。

江戸開城」。

徳川慶喜は死刑を免れた。

幕府の軍事力も事実上、無傷だった。

 

話は変わるが、『るろうに剣心』という映画(原作は漫画)がある。

舞台は明治初期。

新政府によって「捨て駒」にされ、無残に殺されていった剣客たちの生き残りが、新政府に反旗を翻す、そんな設定だったと思う。(違うかもしれない)

その部隊は、赤報隊か?

 

石井孝氏の史伝『勝海舟』には、「赤報隊」のことは書かれていない。

コトバンク」で調べてみた。

要約すると次のようになる。

 

「草莽(そうもう)隊の一つ。1868年1月に西郷隆盛岩倉具視の指令を受けた草莽が、公卿数人をいただいき同士約300人とともに、同年2月に近江愛知川で結成。指導部は浪人・学者・医者などで、一般隊士は農民。新政府東山道軍の先鋒をつとめ、旧幕領に対して年貢半減を宣伝、隊の周辺には世直しの動きが生まれるが、新政府により〈偽官軍〉として処断され、同年3月信州下諏訪で壊滅。」

 

上記にみえる「新政府東山道軍」とは、結果的には「無血開城」となった江戸への進軍。

 

新撰組」の「その後」については『勝海舟』にも少し書かれていた。

彰義隊」についてはやや詳しく書かれている。

赤報隊」のような「草莽」によるゲリラ戦は、新政府軍でも幕府軍でも行われた。

 

話を戻す。

勝海舟は、「江戸開城」後の「戊辰戦争」には参加していない。

榎本武揚の勧誘にも乗らなかった。

徳川慶喜が住まう駿府で「余生」を送った。

老境にあった勝海舟爵位を賜っていたが長男が病死してしまったので、その爵位を「徳川氏に奉還したい」という旨、徳川慶喜に伝え、慶喜の末子を養嗣子にすることで、爵位が「奉還」されることが決まった。

 

次は、石井孝氏の『戊辰戦争論』(吉川弘文館)を読む予定。

裏表紙の作品紹介から。

戊辰戦争の本質を「絶対主義形成の二つの途の戦争」と規定し、天皇制と大君制(徳川)の対立を幕末段階から説き起こすことによって鮮明にした。戦争を三つの段階に分けて詳述し、戊辰戦争論の克服をめざした名著≫

 

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