ブログ「偉人列伝」(小説・批評・文芸・映画・政治・

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森鷗外11:鷗外は歴史小説がおもしろい。まずは「最後の一句」あるいは「栗山大膳」。

鷗外の長編歴史小説渋江抽斎』を読みはじめた。

私がこれまで読んだ鷗外の歴史物としては最も長い。

いつもの調子で読みはじめたが、なかなか根気が入りそうだ。

読み終えたのは全体の五分の一くらいか。

 

柄谷行人氏の『日本近代文学の起源』や『意味という病』所収の「鷗外論」なども眺めながら、ぼちぼちと『渋江抽斎』を読んでいる。

 

やはり鷗外の面白さは、歴史物にあるなあと実感している。

これまでなぜ、鷗外を読まなかったのだろうかと少し考えてみた。

新潮文庫の『山椒大夫高瀬舟』は棚の見やすいところにあった。

それを開いてはじめから読んだこともある。

はじめにあるのは、「杯」という短編、これはどうにもよく分からない。

つまらなかった。

ここで挫折。

 

もしはじめに『最後の一句』があったなら、ずんずんと読み進めたかもしれない。

芥川龍之介の短編を集めた角川文庫の『将軍・藪の中』は、思わず買ってしまったが、森鴎外の場合も、歴史小説を集めた『山椒大夫高瀬舟阿部一族』というタイトルのものが角川文庫から出ている。

角川文庫、中々うまい売り方だなあと感心。

 

森鷗外文久2年(1862)~大正11年(1922)。

夏目漱石:慶応3年(1867)~大正5年(1916)

芥川龍之介明治25年(1892)~昭和2年(1927)

 

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