ブログ「偉人列伝」(小説・批評・文芸・映画・政治・

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「自分の実感を中心にものを考えるものでしょうが、それが実はたくみに外側から作り上げられた実感である場合もありますからね。」(江藤淳)

江藤淳氏と吉本隆明氏は、1982年にも対談しておられる。

現代文学の倫理」というタイトルの対談です。

 

江藤氏はこうも言っておられる。

≪ある政策的意図から作られた受身の実感というものもあるわけですからね。先程の”無条件降伏”説が、実は宮沢さんの「八・一五革命説」から発生しているのなどはその好例です。≫

 

上記の「宮沢さん」というのは、東大法科の宮沢俊義さんのこと。

 

今から37年前の対談であり、その時すでに「憲法制定過程」について、今現在の、日本国憲法の「制定過程」が、江藤淳氏の研究によって、解明されていた。

 

もうそろそろこうしたことが、常識になってもいいだろうと思うのだが、「ある政策的意図」というのは実際、途轍もなく強力な場合もある。

宮沢俊義さんの「転向」についても、この対談で知ることができる。