ブログ「偉人列伝」(小説・批評・文芸・映画・政治・

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🎬映画『マルクス・エンゲルス』を観た。この映画は、「共産主義」を描いた映画、ではない。マルクスとエンゲルスという天才級の男たちの青春映画だ。そして薄い恋愛映画でもある。マルクスの妻、イェニーや、エンゲルスの恋人がとても魅力的だ。

映画『マルクス・エンゲルス

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観てきた。遠路はるばる新栄町と栄町の真ん中にある、名演小劇場まで、『マルクス・エンゲルス』を観てきた。


帰りがけ、錦通り、人気のないショールーム

何だかマルクスエンゲルスが執筆していた部屋を思い出させた。


違うのは、人気がないこととペンや紙屑、人間がいないことだ。


それからタバコの煙と酒がないことだ。


名演小劇場、喫煙所が入り口にあるのがいい。

しかし飲食禁止で、禁煙である。ガムはよい。

それから、蓋のある飲み物、ペットボトルはよいらしい。


少なくとも十代の観客はいなかったと思う。しかしけっこう席は埋まっていた。


それから駐車場のおじさんが親切でよかった。(名演小劇場にはたぶん駐車場はない。)


で、映画そのものだが、これは面白かった。


マルクスの著書、たぶんエンゲルスとの共著の『共産党宣言』、この本が書かれるまでの二人の話。


ではあるが、二人の美しい「恋人」も美しい。


マルクスがマスクスになるには、エンゲルスと妻(イェニー)が必要だった。

エンゲルスエンゲルスになるには、恋人(名前忘れた)が必要不可欠だった、と思う。


今時の映画らしく、女性たちが活躍している。


過激な男たちと過激な女たちの、青春映画だ。


といって、ヤンキー映画ではもちろんない。


この映画を観たために、『共産党宣言』をきちんと読んでみたくなった。


彼らが書いたのだ。

マルクスエンゲルスと、女たちが。


マルクスエンゲルスは、その代表だ。



「奴らは、ほのめかすだけだ」とマルクスは言った。

「闘いか死か?」とも言った。(「闘いか無か?」だったかな)


あれだけ暴れて、マルクスは長生きしたんだよな。(そんなに長生きでもなかった。享年64歳)


エンゲルスは、良いやつだ。それから妻のイェニーも魅力的だ。さぞ楽しかったことだろう。

イェニーは、もしマルクスに出会わなかったら、きっと『死にいたる病』にとりつかれて死んだだろう。つまり、退屈病だ。イェニーは、退屈で退屈で仕方がなかったが、マルクスという退屈を知らない男と出会った。良かった良かった。


階級闘争」という言葉がある。
「金持ち」と「貧乏人」、あるいは、「資本家」と「労働者」、あるいは、「搾取するもの」と「搾取されるもの」との、バトル、ファイトだ。


この映画の面白いのは、金持ちと貧乏人が、タッグを組んだことだな。


その金持ちと貧乏人の、どちらにも共通してあったのが、情熱なんだな。その情熱が結びついた。


たんなる偶然だ。


そんな階級の違うもの同士が、意気投合することなんて、そうそうあることではない?
どうだろう。なさそうな気もするし、けっこうあるような気もする。


そもそも日本に、金持ちなんているのか?
小金持ち?
奴隷制度」の歴史?
資本主義は、新手の「奴隷制度」?なのか?


新しかったことは間違いない。

ロンドンが意外に小ぎれいだった。
あれはもちろん嘘で、本当のロンドンは、あんなものではなかっただろう。
映画だから、あんまり汚いのを大画面で観るのは嫌だなものだ。
だから、そこそこ綺麗なロンドン。
しかしマルクスエンゲルスを、青春映画、薄めの恋愛映画にしたててしまうラウル・ペックという監督も凄いなあ。
ラウル・ペック監督、チェック!


ところで、私は遠路はるばる名演小劇場まで、映画を観に行ったわけだが、地下鉄に乗った。


名古屋の地下鉄に乗ったのは何年ぶりかわからないが、高齢化。


若者が少なかった。


地下鉄も高齢化だな、いや地下鉄のお客の高齢化なんだが。


「内なる検閲」と映画の中のマルクスは言っていた。
検閲を怖れて、内なる検閲をやってしまう「メデイア」のことだ。
言いたいことを言わずに、ほのめかす、そういうことだ。


それから、マルクスエンゲルスも、酒とたばこ(葉巻)が好きだった、そのことを知った。
エンゲルスが言うには、安い葉巻よりも、高い葉巻のほうがうまい。


少し前に『アクトレス』という映画を観た。
そこで思ったのは、「老い」というものは、醜いものだということだ。 


老い」は醜い。


誰だって、年を取る。そして「老い」る。
それはそうなのだが、『マルクス・エンゲルス』を観て思うのは、
若者だから「若い」、というのは間違っている。
若者であっても、「老い」ているやつらは、ごまんといる。
そう思う。


若いやつはずっと若いし、老いているやつは、初めから老いている。

なんてことを書きたくもなる。


老人のくせして、かっこいいじいさんが、いるんだよな時々。


今からおよそ30年前、中国で天安門事件があった。
そしてソ連崩壊があった。
共産主義は死んだ。
確かに死んだのだろう。
確かに死んだものでなければ、蘇りはしない。
そしてその新しく蘇ったものは、元の、死ぬ前の姿ではあり得ない。
似て非なるもの。
まあ何やら、新しいものとして、復活するのだろう。
どんな姿をしているのだろうか?
何でもかでも、新しければいいというものではないが、なにかが始まっているのだろう。


山崎行太郎先生は、「奴隷の自由」と書いておられた。
私たちは、自由なのだろうか?
トランスフォーマー』だったな、イギリスがメインスポットの映画で、「犠牲なくして自由はない」みたいなことを言っていた。
安穏の中には、自由はない?
そうかもしれない。
じゃあ混乱の中に、自由があるのか?
そうかもしれないが、そうではないかもしれない。
まあ混乱とはいっても、日々、思いがけないことはしょっちゅうあることではある。
混乱が、日々の常態?
まあそうかもしれない。


で、映画『マルクス・エンゲルス』の英語のタイトルは、『The Young Karl Marks』みたいな感じ。
若き日のマルクス、このタイトルよりは、日本のタイトル『マルクス・エンゲルス』の方が、数段いい。
マルクスとその他大勢、ではない。
マルクスエンゲルスとその恋人たちが活躍する、そういう映画だ。

マルクス・レーニン主義」という言葉は聞いたことがあるが、「マルクス・エンゲルス主義」という言葉は、まだないんじゃないだろうか?
マルクスの影に、エンゲルスあり。
マルクスの黒子に、エンゲルスは徹した、のか?
そうだろう。エンゲルスは、マルクスに言った。
「君は天才だ」と。


資本論』というマルクスの主著がある。
その本は、前半はマルクスが書き、後半は、マルクスが死んでしまってマルクスが残した草稿を、エンゲルスが編集した。


そのマルクスが書いたという前半だが、そこには、「労働者の生活の実態」を調査した資料が、ふんだんに引用されている。
その「労働者の生活の実態」に関して、優れたレポートを書いたのは、エンゲルスだった。
マルクスエンゲルスに会った時、すでにエンゲルスのそのレポートを読んでいた。
そのレポートをマルクスは高く評価した。
(『資本論』でマルクスが引用した文献は、誰が書いたのか、それは忘れた。とにかく引用だけで、ものすごい量になる。)



今日はよく走った。
数十年前には新車だったが、今では希少価値こそないが、ポンコツかと思いきや、けっこうよく走った。
整備工の腕がいいからだ。
さすが○○さん。
いつもお世話になってます。


地下鉄に乗る前に、車でけっこう走る必要があったので、もちろん制限速度内!で、すいすいと走った

私は歩くのが嫌いなので、走る。

「しっかり歩け、元気出してあるけ!」(梅崎春生
走るのに疲れたら、歩く。しっかり歩け!


で、速報なのだが、関学の、タックルを受けて負傷したという奥野選手のことなのだが、私の知り合いの話では、全治二週間、とのことだったが、本当はどうやら、そのタックルを受けたその試合、タックルを受けた後にも、出場していたらしいのだが、この情報は、本当だろうか。もし本当だとすれば、これはえらいことだ。

奥野氏の父親は、政治家(市議会議員)のようだし、関学アメフト部の「スポンサー」の「ロゴ」も、何だが怪しい感じだが、どうなのか。このあたりのことは、おそらくテレビではやらないだろうから、やはりツイッター情報を、山崎行太郎先生の情報が、最もアクセスしやすいものと思う。



さて、名古屋の映画館といえば、シネマテークだ。ソクーロフの映画を観なければならない。
どうしても観たいのだ。
地方のいる哀しさ、どうにも数本しか観れそうにないが、観れるものは観る。


何か裏技でも考えようかとも思うが、そんな暇もない。
貧乏暇なしってことか。
しかたがない。
正攻法で行こう。

このへんにします。



ソクーロフを観る前に、その予習もしておきたいし、山崎先生のyoutube動画もツイッターでアップされているので、そちらも観たい。
今回の話題は、「北朝鮮」関連だ。
さっきネット上のニュースをみたら、南北首脳会談が再び行われたとのこと。
どうなることやら。
まったくどうなるのか予測不能だが、それでもそれなりに情報収集はしておきたい、とは思っている。


ソクーロフの映画は、観たら感想を書きますが、ここにはアップしません。
メルマガ「偉人列伝」の方で配信します。

マルクス・エンゲルス著『共産党宣言』も、ちゃんと読んでから、その感想を書きます。
若者はともあれ、中年以上ならば、映画『マルクス・エンゲルス』を充分に楽しむには、『共産党宣言』を、映画を観た後にでも、ちゃんと読んだ方がいい、と私は思うので。



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