久米秋三郎のブログ「偉人列伝」

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🏖新刊・話題の本『サピエンス全史』(2)

新刊・話題の本『サピエンス全史』(2)

 

まず初めに、訂正を。前回(1)で書いた、「英語版の初版は2011年らしい」というのは誤りで、2014年のことらしい。



 

「上巻」を読み終えてみて、私にとって最も興味深かったのは、上巻のはじめにある「歴史年表」と次の一文だ。

 

≪十万年前の地球には、少なくとも六つの異なるヒトの種が暮らしていた。≫P20

 

上記の一文は、興味深い。「歴史年表」にもわくわくする。

 

≪三万年前 ネアンデルタール人が絶滅する。

一万3000年前 ホモ・フローレシエンシスが絶滅する。ホモ・サピエンスが唯一生き残っている人類種となる。≫

 

不満というか同意できないのは、「農業革命」の意義についてだ。農業革命の前に、定住革命があった。定住革命がなければ、農業革命はなかった、と私は考えている。柄谷行人氏が紹介した『人類史のなかの定住革命』の著者・西田正規氏の見解が妥当だと私も考えている。ユヴァル・ノア・ハラリ氏は、「定住革命」について全く言及していない。「定住革命」の意義を理解しなければ「農業革命」の意義は理解できないと思う。

 

ハラリ氏の論考で興味深いのは、「認知革命」という考えだ。これは「歴史年表」にも載っている。

 

≪7万年前 認知革命が起こる。虚構の言語が出現する。≫

 

なお、この認知革命を起こしたのは、我われの祖先、ホモ・サピエンスである。ほかの人類種ではない。この「虚構の言語」を操るようになったホモ・サピエンスは、5万7000年後、ほかの人類種をすべて絶滅させるに至るのだ。

 

西田正規氏が展開した「定住革命」とは何なのか。それから下巻についての感想は、メルマガ「偉人列伝」に書く予定です。ぜひ読んでみてください。


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